またローカル線の乗継で、札幌 - 関東間を往復しました。
行きの途中、山形で急激に腰が痛くなっておかしいなと思ったら、
関東の家に帰宅してからぎっくり腰に。
二度目ですが、また「もう二度と立てないんじゃ…
」と青くなりました。
それでもライブに行こうと足を引きずって電車に乗ってみたら途中で腰が
やばいことになったので、引き返してビデオを色々借りて戻りました。
一度座ったり横になったりすると、立ったり起き上がるときにひどいことに
なるんだな~。
借りたのは、
『金融腐食列島[呪縛]』。札幌の家にはテレビもビデオもない
ので、関東の親の家に泊めてもらっている間がチャーンス。
この映画を見て、エンケンさんに注目した人は一般の人にも少なくないと思います
が、私もテレビ放映当時「この人誰!?」と思った一人です。
目立っていました、エンケンさん。
そのときはまさか後にエンケンさんの出演作を見まくることになろうとは夢にも思わ
ず、検察庁の役人という硬い役のイメージもあって「遠藤憲一さんて、名前も硬い
なぁ...」なんてぼんやり思ったような気がします。
とにかく、役所広司さん達が勤める大銀行に家宅捜索に踏み込むシーンで先頭
をきって歩くエンケンさん、役員室で捜査令状を開いてビシっと見せるエンケンさんの
姿は目に焼き付きました。
一昔前、ロンドンに暫く滞在して日本に帰るとき、ヒースローの出発ロビーで座って
いたら、日本人の男の子に話しかけられたことがあります。日本に戻ったら警察官
になることが決まっているという男の子で、前職は銀行マン。銀行という職場の
独特の雰囲気になじめずにすぐに辞めることにしたそうですが、銀行員って仕事は
職場での言動なども厳しくしつけられそうで大変そうなイメージがあります。
身近にその職業の人達がいましたが、私はその人達の言動になじめませんでした。
社会の屑のように言われたなー、そういえば。
そんな銀行員が身近にいたので、この映画を見るとどうも暗い気分になります。
エンケンさんが出ていなかったら、また見ることもなかったかも。でも、日本の社会の
一端を窺い知ることはできるので、試しに見てみてください。たった10年ほどで時代
がずいぶん変わったような印象を感じることもできます。
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