数ある任侠ものの中で、私が気に入った映画の一つです。
主演は、弁護士の大賀武士(哀川翔さん)。
彼は、長崎のヤクザ・玄海組の組長の息子に生まれ、今は横浜で弁護士として
若者をヤクザから更生させる弁護を引き受ける日々を送っています。
良家のお嬢様の恋人(小沢真珠さん)との結婚も控える身。
ある時仕事の関係で、エンケンさん演じる横浜の凄龍会組長・新庄龍矢と出会い、
睨み合います。
凄龍会は麻薬の密輸を行うために大賀の故郷・長崎に縄張りを広げようとし、
その強引さに麻薬の扱いを禁じている玄海組が怒鳴りこみ抗争となってゆくのですが、
玄海組の組長(井上博一さん)は部下の裏切りにより殺され、武士が5代目組長として
後を継ぐことになります。
あっさり継いだわけでもないんですが、そうして凄龍会との対決をすることに。
武士の子供時代のシーンが、味があって好きです。
で、長崎の方言を巧みに操る昔堅気の玄海組組長がすごくいいです。
一貫して長崎地方の方言が上手く活かされていると思ったのですが、本場の人には
どんな評判なのか気になります。
この映画は劇画が原作だそうで、だからノスタルジックな雰囲気も併せ持つのでしょうか。
ところで、凄龍会長崎支部若頭の藤間⇒39歳というのは、何かの間違いですよね?
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