窓ふきで生計を立て、夢を志す若者達の姿を描いた映画。。。
だとは全然知らなかったので、自分の年代のせいかあまりついていけませんでした。
すみません、、、まじめに見てたつもりが、いつの間にやら眠りこけてしまって、
目覚めた瞬間はエンケンさんの登場シーンでした。
まずタツオ(塩谷瞬さん)というバンドをやりながら窓ふきの仕事をしている青年がいて、
彼が公園で練習をしているときに出会う聴力の不自由な加奈子(貫地谷しほりさん)、
この2人のギターを通じた交流が二大軸の一つです。
そして、どうもこの人は他の若者より年いってそうだなと思ったら案の定40代だという
萩原(嶋尾康史さん)は文筆家を目指していて、一馬(川村陽介さん)はホステスに
恋をし…と窓ふき仕事の仲間達は危険と見合うほど高いとはいえない給料をもらい
ながらそれぞれの夢を目指して日々汗を流して働いているのでした。
彼らの上司は、底意地の悪~い清掃会社の専務である奥田(平田満さん)。
平田満さんを憎みそうになるほど、ヒドイ人です。
その専務の指示ミスで一馬がある日転落事故に遭い、それをきっかけに萩原は
妻(鈴木砂羽さん)と力を合わせて清掃会社を起こそうとするのですが、その起業に
ウマイ話を持ちかけるのが高井(エンケンさん=遠藤憲一さん)という実業家です。
高井(エンケンさん)は、実はイジワル専務・奥田の依頼で萩原に仕事を持ちかけた
のです。
ある程度の役職に付いていて奥田ほど見え見えのイジメをする人はどこの会社にでも
いるとは限りませんが、高井(エンケンさん)のように一見スマートに人を貶める人は
どこの会社を探しても簡単に見つかります。切ないですね。
この映画には夢をあきらめずに逆境に立ち向かおうとする若者達が出てきますが、
もっと年上の人達がリフレッシュできる夢追い映画は、ズバリ
『SS』です。
特に俗世間で成功者と認められていた評論家がカーレースの世界に舞い戻るという
役を演じたエンケンさんが素敵で、中年以降の世代の人が見ても静かに気持ちが
盛りあがってくるお話です。まだエンケンさんのファンじゃないみなさんも見ましょう!
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