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ケルティック・ハープで伝承曲を演奏しています。最近は、路上や公園のベンチでのんびり弾くことも多くなりました。
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プロフィール

HN:
こと座
年齢:
56
性別:
女性
誕生日:
1969/03/07
職業:
ケルティックハープ奏者
趣味:
旅、読書、祭り
自己紹介:
ケルティックハープで、ケルト民族の伝承曲を中心に演奏活動を行っています。

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アルヴォ・ペルト(エストニアの作曲家)についてあまり知らな

かったのですが、ティンティナブリ様式というのは何かで読んだこと

があり、鈴(ベル)が打ち鳴らされた後の残響のような曲というその

様式に興味を持っていました。

そして、今日、少しそのことを知りました。

映画「埋もれ木」を見たら、アルヴォ・ペルト作曲のシルーアンの歌

が使われていたのです。

作曲家がテーマとする「祈り」とその作品にあらわれているという

「光線」を瞬間的に感じたような気がしたのは、映画の効果でもある

のでしょうね。とにかく、胸を打たれました。


「埋もれ木」は、現実と幻想の交わりや挟間を感じるような映画。

特にシルーアンの歌が流れだしてからラストまでは美しく、見ていて

自分の体に何か小さな芽がふくらんだような感じになります。

物語が膨らんであふれそうでもありながら、静かで厳かな雰囲気も

持つ町の人々の様子が映し出され、無垢な雰囲気でした。

亡くなった娘が通った小学校の教室で、小学生を前にもの静かに

語る建具職人の岸部一徳さんの話が、私は気に入っています。

ある日発見された埋没林を見て、娘を亡くして以降やめていた建具

の仕事をまたしたくなったという話です。

地底から発見された埋没林(埋もれ木)が何千年も生きていて

家具になってからも息をしているように、人が亡くなってもそれで

全てが終わったというわけではないのかもしれません。


埋没林といえば、富山県魚津市には2000年前の埋没林を展示した

博物館があるそうですね。

富山には知り合いがいて、去年の夏にはおわら風の盆を見に関東

から電車を乗り継いで行ってみたのですが、富山駅前の混雑ぶりに

臆して、おわら風の盆も見ず、ブラック・ラーメンを食べただけで

帰ってきました。時間はあったので、埋没林のことを知っていれば

見に行ったのに...。

そういえば、そのときは長年行ってみたかった福井県の恐竜博物館

にも行ったのですが、すごくお金がかかっていそうでした。

山の上の広い駐車場でバスを待つ間に越前かに弁当を食べていた

ら、気のせいか隣に座っていた人から憐みの視線が。

しかし、無理して休み取って行ってよかったなー。


そして、遺跡といえば、やはり昨夏東北をあちこち回ったときに仙台の

地底の森ミュージアムで2万年前の旧石器時代の遺跡を見たことを

思い出します。

ここも掘り進むうちに平安、縄文、の遺跡が発掘され、ついに氷河期の

焚き火跡が発見されたということだそうで、遺跡の上に博物館の建物が

建てられています。

私は中学受験をして美大の付属校に入ってしまったので、中学以降は

ほとんど勉強していなくて阿呆みたいなことばかり言ってますが、氷河

期というのは世界中が凍り付いていた時代のことだとばかり思っていた

ので、博物館で当時の発掘場所近辺のイメージ映像を見たときは、

ほぉと感じ入りました。

その頃は氷河により水の流れが止まったことで海面が低くなり、日本は

朝鮮半島やサハリンと地続きだったとか。植物や動物もずいぶん移動して

きていたそうです。人も?

ぬかるみの多い湿地帯だったようで、話に聞く雪どけ間もない頃の

サハリンが思い浮かびます。

2万年前の人には祈りなどは現代より身近なものだったろうと思いますが、

現代の音楽を聴いたらびっくりするでしょうね。

サハリン...行きたい。
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