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ケルティック・ハープで伝承曲を演奏しています。最近は、路上や公園のベンチでのんびり弾くことも多くなりました。
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プロフィール

HN:
こと座
年齢:
56
性別:
女性
誕生日:
1969/03/07
職業:
ケルティックハープ奏者
趣味:
旅、読書、祭り
自己紹介:
ケルティックハープで、ケルト民族の伝承曲を中心に演奏活動を行っています。

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先日スペイン音楽の本の話をした(つもり)ので、

今日はメルセデス・ソーサ(Mercedes Sosa)の歌を聴いてみました。

ソーサは、民衆の、民俗の歌を歌い続ける、アルゼンチンの女性歌手。

1975年、77年には、来日もしたそうです。

1976年から83年、アルゼンチンは軍事政権下。

一般市民へのひどい迫害が行われたといいます。

先日見た映画「ペルセポリス」が思い起こされます。

近年はワールド・ミュージック・ブームですが、当時の日本の聴衆は

どんな思いで
彼女の歌を聴いたのでしょうか。

私はといえば、その頃は既に小学生から中学生時代。

学校では、アルゼンチンの社会情勢など教わりませんでした。

そして、高校生になったある晩、フェルナンド・E・ソラナス監督が

亡命先のパリで製作した
映画「タンゴ~ガルデルの亡命」を見た

ときも、パリに亡命したアルゼンチン人の
ダンサーや楽団員が

アルゼンチンから届く家族からの手紙を読み合うシーンの意味が

理解できませんでした。

「ガルデルの亡命」の製作年は、軍事政権が終わった2年後の

1985年。

音楽とダンスが溢れる映画の中に、市民の生々しい叫びが織り

込まれていたわけですね...。

国家により身内が連れ去られ、拷問の果てに行方が知れなくなる。

そんなことを体験した人達の音楽には、強い魂が込められているの

だろうと思います。

ソーサのフォルクローレは、日本でも幅広い世代の心に届きそうな

歌声。

70代のソーサ。心配なほどの巨漢ですが、その歌声はとてもとても

とても70代とは思えない
力強さを感じさせます。

フォルクローレに全く興味がない人にも、遠い国アルゼンチンの人々

が体験した歴史に
思いを馳せ、その詩に自分の人生を重ね合わせ、

一度は歌声を聴いてみてください。


そういえば、アルゼンチンは日本と季節が真逆なので、今は真夏です。

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