こと座の音楽帖
ケルティック・ハープで伝承曲を演奏しています。最近は、路上や公園のベンチでのんびり弾くことも多くなりました。
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プロフィール
HN:
こと座
年齢:
56
HP:
こと座のCeol Anam
性別:
女性
誕生日:
1969/03/07
職業:
ケルティックハープ奏者
趣味:
旅、読書、祭り
自己紹介:
ケルティックハープで、ケルト民族の伝承曲を中心に演奏活動を行っています。
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【2025/04/27 Sun 03:04】
*
Domestic Violence
今日の札幌は、いつの間にやら雪
が横殴りに降ってました。
私は一歩も外に出ず、名刺用のはんこ彫り。
和菓子についてきたプラ楊枝でコツコツと彫り、大事な人差し指が
陥没です。注文してお金払ったのに商品を送ってくれず、再三の問
い合わせにも応じなかった米資本の名刺屋よ、心を入れ替えたまえ。
さて、はんこを作り終えた後、映画『DV』をDVDで鑑賞。
今日も無事最後まで見ることができました。やれやれ。
私は、ちょっとDVを知ってます。
今まさに被害に遭っている人が観るとはあまり思えないけど、DVは
暴力から逃れられた後でも心身に後遺症を残すことが多いものです。
人間には一人一人に尊厳と自由が必要だと改めて確認する為にも、
DVが身近にあった過去を持つ人がもっと見てもいいんじゃないかと
思いました。
さすがに今殴っている人は見ないですよね...。
映画には過去に加害者(殴っていた)だった弁護士が登場して被害
に遭っている妻の相談に乗るのですが、過去に殴っていて今はたま
たま殴っていない人も、なぜ自分が殴っていたのか自分でも本当の
ところはわからないんじゃないかなー。
だから、この映画を見る可能性は少ないかな,,,と私は思うのですが。
実際どんな人達が映画を見に来ていたか、DVDを手に取るのか、
すごく知りたい私です。
エンケンさんファンとか、妻役の英由佳さんが素敵な感じだから...とか
ではなく、DVにどんな関心があって映画を見たのか知りたい。
というのもこの映画を見た数日後から、私は深く悩んでしまっている
からなのです。
私の周囲には、物心ついた頃から暴力と罵り合いとその他の...
世間では悪とされていることが普通にはびこっていました。
その内容については書いたり消したりしていましたが、やはり削除
しました。自分自身が長年混沌の中にいて一生抜け出られそうにも
ないことがやっと薄々わかってきたので、こんな話を真実味たっぷり
に告げるなら、もっと徹底した形であらわしたほうがいいのだろうと
思って。
暴力をふるう夫を演じたエンケンさんが、自分は実生活では全くそんな
ことしないし経験のある身近な人を知らないとインタビューで言って
ましたが、人に暴力をふるおうという気を起こさない人がいるなんて
嘘のような話ですね。
暴力をふるう心というのはどんな人にも眠っているものだと、私は
思っていました。この世に、他人を痛めつけようとする気を起こさない
人なんているんでしょうか。
どんな人でも生贄を求めているんだと、私は思っていたのです。
こういうことはいつの時代にもどんな生物の間にも起き続けてきた
ことで、誰かが犠牲にならなければ世界が回らずおそらく自分が
愛する他のものが傷つくことになると。そう思って、自分が体験する
辛さなど「アウシュヴィッツよりはましだ」と子供時代にはよく自分に
言い聞かせていました。夜眠りにつく前には、いつも「明日目覚め
たら、この世界がなくなっていますように」とか「自分が死んで
しまっていますように」と祈ってもいましたけど。
エンケンさんは、暴力をふるわないのかぁ。弱いもの相手にはしない
ってことかな...。エンケンさんの言うことなので本当だったらいいですね。
エンケンさんが出した夫の感じは、DVが単なる暴力の問題として割り
切り難い深刻さをあらわしていて、そんな風に演じてもらえたことで
ちょっと救われたような気がします。
映画の中のドラマだし演じる人によって色々なタイプの加害者が
生まれるんだろうけど、世間ではつくりものの物語と思われている
ことを実際に体験した身としては狂人的な雰囲気ばかり強調されて
しまうと気が遠くなってくるので。
どちらがいいということではないかもしれませんけど。
この映画を観ながら、私は何度か号泣してしまいました。
映画では直接殴る暴力はそれほどでもなかったですけど、
それよりも食卓を倒されたりするシーンの方が胸に響きますよね。
私も、家族の食卓が大嫌いでした。
未だに食事はどちらかといえばやっつけ感覚 ^_^;
そういえば、被害者の妻が最初の方で弁護士に言われた言葉
「カスを選んだ」か「カスを掴んだ」だかが、私には「カオスを選んだ」
と聞こえていました。
混沌の中に生きる夫を伴侶に選んでしまった妻ということなのか
なと思ったけど、違っていました。
この映画を見る人が、暴力をふるう人のことを単純にカスだと決め
つけて責めないでくれることを祈ります。
正常に人と愛情を育んでいける人達には傷ついた人の異常性に
寛大になってほしい...なんて図々しいでしょうか。
愛をよく知っているなら、それを知らない人に教えてほしいと思った
りするのです。
これを書いた後にかなり悩み始めてしまって、文章を直そうとして
もうまくいかないので、読みづらいものになってると思います。
映画を観た後も私がこうして悩んでいるように、様々な思いが
わきあがってくる映画だと思うので、まだ観てない方はためしに
観てみてくださいね
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【2008/03/02 Sun 01:24】
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