こと座の音楽帖
ケルティック・ハープで伝承曲を演奏しています。最近は、路上や公園のベンチでのんびり弾くことも多くなりました。
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プロフィール
HN:
こと座
年齢:
56
HP:
こと座のCeol Anam
性別:
女性
誕生日:
1969/03/07
職業:
ケルティックハープ奏者
趣味:
旅、読書、祭り
自己紹介:
ケルティックハープで、ケルト民族の伝承曲を中心に演奏活動を行っています。
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【2025/04/26 Sat 21:39】
*
ひばり
ロマ(ジプシー)の伝承曲に、『ひばり』という曲があります。
この曲にはひばりがさえずりながら飛び回る様をヴァイオリンで
表現する箇所があり、ヴァイオリニストの腕のみせどころです。
大体見事にひばりがさえずっているかのような音を聴かせてもら
えるのでスゴーイ
ほんとに鳥の鳴き声みたぁい
と思うわけ
ですが、この部分の音を聴くとき私の脳裏にはなぜか鉄条網で
取り囲まれた建物の上空を自由に飛び回る鳥たちの姿が浮か
びます。
女性の脳は情報を収集するのが得意だとかで、様々な情報の
集大成で出来上がったイメージなのでしょうが、このイメージには
私の長年のテーマであるアウシュヴィッツに収容された人々の
精神についてへの関心が絡んでいます。
存在することが悪という理由である日突然囚われ、虐待された
人々がどのように生きて精神を保ったか、命をとりとめた後に
どういう心を持って生き抜いたのかを知りたくて昔からよく反応
していた言葉が「アウシュヴィッツ」でした。自分の意志からでは
なく人としての価値がないとして扱われる境遇に置かれた人間
が、どうやったら自分の存在を認めて生きてゆくことができるもの
か、どうしても私は知りたくてまだ知ることができないからです。
アウシュヴィッツに入れられ高圧電流の通った鉄条網に囲まれて
迫害された人達が鉄条網を越えて自由に飛び回る鳥達を見た時
どんなに羨ましく思っただろうと想像すると、胸が苦しくなります。
それで、『ひばり』のさえずり部分を聴くと切なくなるのです。
この曲を伝えてきたロマ達もナチスに劣等民族とみなされ、彼ら
以下とみなされたユダヤ人と共にホロコーストの対象とされました。
虐殺されるのみではなく強制的な断種手術という迫害を受けなが
らも、よくぞここまで民族の音楽を伝承してくれたと尊敬の念を
もって讃えなければならないと思える曲です。
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【2008/03/17 Mon 00:33】
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