最近、夜中にビデオやDVDを見始めても必ずカックリ寝てしまいます。
この
『報復』も、一度見たときは始めの数分を見たのみで寝入ってしまい、
途中何度かある発砲シーンの音で目覚め、怖いよー
と怖じ気づき、
また眠りに入るということを繰り返していました。
が、元気を出して、ちゃんと見直してみたら…
とっても面白い映画でした。
主演は、竹内力さんで同僚を亡くしてから自暴自棄になった刑事役。
舞台は、カンボジアン・ルーレットをショーとして行う地下室です。
このカンボジアン・ルーレットというのが、残虐なゲームなのです。
拳銃を円卓を囲んだ4人の前に4挺の拳銃が置かれ、合図で一斉に
撃ちあうが、弾が込められているのは1挺だけという仕掛け。
このショーでは、生き残ってゆけば賞金がもらえるため、ゲームに参加
する4人はルールを逆手に取り、駆け引きを行ったりしてゆきます。
通称「ポル・ポトの心臓」だというこのゲーム...ゲームなんて表現するのも
憚られますが、カンボジアでは捕虜達に行わせていたという説明が
映画の中でありました。
エンケンさんの出演作である
『マークスの山』をもう一度見直したら
そこでも書くだろうと思いますが、私はリンチ・虐待などのシーンが大の苦手で、
この殺戮ゲームのシーンも衝撃を受け、一気に疲労した感じがしました。
でも、映画のストーリーもよく出来ているし、元刑事でゲームに参加する
役のエンケンさんも際立って良いので、まだ見ていない方は見てみてください。
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