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ケルティック・ハープで伝承曲を演奏しています。最近は、路上や公園のベンチでのんびり弾くことも多くなりました。
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プロフィール

HN:
こと座
年齢:
56
性別:
女性
誕生日:
1969/03/07
職業:
ケルティックハープ奏者
趣味:
旅、読書、祭り
自己紹介:
ケルティックハープで、ケルト民族の伝承曲を中心に演奏活動を行っています。

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音楽に真剣に取り組むにあたっては、悩めることがたくさん出てきます。
「真剣」というのは、本物の刀で切り合いに挑むくらいの覚悟で本気で
取り組むことだとか。
以前よく話を聞くことのあった役者さんが言っていたのを、よく思い出して
しまいます。
私はそのくらい真剣に音楽に向き合っているか...というのをいつもいつも
考えさせられるのです。

今週、悩みの壁の一つが崩壊し、一つ道が開けました。
音楽にはジャンルの違いがいくつかあり、それぞれ前面に打ち出される
役割が異なっているところのある現代です。
そのため、音楽家として活動する人の意識や目的も異なります。
創作者・表現者として自分の世界を人に知ってもらおうとする人、
代々伝わった音楽を継承しようとする人、
他人の創作物を創作者の意図を汲み取った解釈で伝えようとする人、
単なる物まねで音楽を聴いてもらおうとする人など、、、
最後の人が音楽家と言えるとは認められませんが。

こうして目的が異なる音楽が増え続け、我が道ばかりを行きすぎるのが
正しいのかと考えることがあります。
純粋に自分の音楽を聴いてほしいと思って活動することが間違っている
とは思いませんが、音楽に携わってきた人はみな、音楽からとてつもなく
大きな返し切れないほどの贈り物を授かっているはずなので、その恩恵に
少しでも報いるために音楽の今後に貢献するのが音楽家の役割ではない
かと思います。
実は、音楽が好きだと公言し、たくさん音楽を聴いてきて様々な音楽イベント
にも関わってきているという人達の中に、意外に音楽の奥深さを知らない人が
多いことをあらためて思い知らされた一週間を今週過ごしました。

音楽は、芸術として愛され崇められる側面がもっと理解されるべきだし、
それを知らせる大事な役目が音楽家のはずです。
片手間でCDに録音をして安値で売りさばくのは物売りの仕事だし、飲食店が
空いた枠を有効利用するためにライブ会場貸しするのも、一歩間違えれば
音楽を侮辱することにつながりかねません。
そういった場面から生まれた音楽を聴いた人が、音楽から愛を感じられる機会
はほとんどないのかもしれないと思いました。
そんなことは前からわかっていたから、私が避けていた演奏の仕方があったの
ですが。。。最近つい負けそうに。

音楽をビジネスに利用しっぱなしにされるのは、辛いです。
中途半端に扱われないようにするには、音楽を尊重してもらえるように理解して
もらうだけの力を備えていることが、音楽家には必要なのでしょう。
ということを思い出させられた一週間なのでした。
来週札幌に戻ってきてからは、また大きな勝負が始まりそうです。
一歩一歩がんばろうっと。

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