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ケルティック・ハープで伝承曲を演奏しています。最近は、路上や公園のベンチでのんびり弾くことも多くなりました。
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プロフィール

HN:
こと座
年齢:
56
性別:
女性
誕生日:
1969/03/07
職業:
ケルティックハープ奏者
趣味:
旅、読書、祭り
自己紹介:
ケルティックハープで、ケルト民族の伝承曲を中心に演奏活動を行っています。

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マイケル・ギルモアの『心臓を貫かれて』を再読中です。
文庫版は上下巻に分かれていて、上を読み終えました。
これは、殺人刑で自分の死刑を求刑した著者の兄 ゲイリー・ギルモア
とその家系の悲しい歴史を綴った話なのですが、決してこの家系の
血にのみ問題があったということではなく、似た境遇に育った人間なら
誰しも同じ悲劇を起こしうると私は思っています。

この本が日本で発売されたとき、村上春樹の翻訳だからという以外に、
タイトルを見てある直感があり、すぐに読みたくなりました。
でも読むのがこわい気持ちもあったから、実際に読んだのはある日
図書館で見つけてからでした。そのときの感想は、「ああやっぱり」と
いう漠然とした共感だったかなと思います。最も愛する身近な人達が
憎しみ合う姿を見て、存在するだけで疎ましいと殴られる環境に育つ
ことがどんな影響を後の人格に及ぼすか。そこに共感したのかな。
ただ、ゲイリー・ギルモアがなぜ犯罪を犯し続けるのかがそのときは
わかっていなかったかもしれません。
暴力や憎しみのはびこる中で成長した子供が一生抱え続ける困惑や
悲しみについて、どうやって生まれて根付くものなのか、読んだ人が
それを知ることで世の中の争いを少しずつでも減らしてくれればいい
のにと思わずにいられないのは、傲慢でしょうか。
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