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ケルティック・ハープで伝承曲を演奏しています。最近は、路上や公園のベンチでのんびり弾くことも多くなりました。
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プロフィール

HN:
こと座
年齢:
56
性別:
女性
誕生日:
1969/03/07
職業:
ケルティックハープ奏者
趣味:
旅、読書、祭り
自己紹介:
ケルティックハープで、ケルト民族の伝承曲を中心に演奏活動を行っています。

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10日間ほど、東京のほうに行っていました。
今回は飛行機ではなく、ローカル電車の旅
弘前で、ぼくらのいえ ユパンキ というお店に寄りたかったからです。
ぼくらのいえ ユパンキさんは弘前市の景勝院というお寺の五重塔
の脇にあるという情報のみを手帳に書き残した私は、JR奥羽本線
大鰐温泉駅で下車し、暗い道をとぼとぼと右の方へ歩きました。
右の方に立派な建物が見えてほんのり明かりがついていたから、
それが弘南鉄道 大鰐駅かと思ったのよ~
しかしその建物は地域センターのようなところだったので、きゃー
とUターンして大鰐温泉駅方面へ戻りました。その距離、3~4分。
右肩にハープ5kg、左肩に6kgほどの旅行鞄を抱えたチビの私は、
ぎこちない歩みでヨロヨロと駅前に戻ったわけですが、何とJR駅脇
に大鰐駅はありました。こういうところが私の気の小ささの弱点で、
実は行きの旅でも大鰐温泉駅を通過した際に大鰐駅出口が隣接
してるのを目にして「よし!隣だ。」と思っていたのです。奥羽本線
と弘南鉄道の効率の良い乗り継ぎタイムもバッチリメモしていて、
間違った方向に歩きながらも「駅は隣接していたはずじゃ…」という
考えが浮かんでいたのに…。
でも、前日ある地方駅でもっと危険な過ちを犯した私なので、ここで
はジタバタせずに行ってしまったばかりの電車のことはあきらめ、
45分後に来る電車を待つことにしました。隣の椅子でお迎えを待つ
小学生の男子が食べていたスナック菓子の音を聞きながら。

そして、中央弘前駅へ。
ここは弘南鉄道の始発と終着駅で、小さな駅ですが200Wくらいの
まばゆい照明でほっとしました。降りてきた私に「買いなさい」とば
かりにじーっと視線を注ぐ店員さんのいる鯛焼きか今川焼のお店が
改札外にあり、内心買いたかった私は恥ずかしくなって熱い視線に
応えることができず、鯛焼きを売っていたのか今川焼を売っていた
のか謎となりました。ぼくらのいえ ユパンキでごはんを食べようと
思っていたし、もうほんとに荷物が重くてヘトヘトで買い食いする
なんて無理だったのですよ~。
体はくたくたながらも、心はユパンキのお店に辿り着くことに集中し
て細い川沿いの道を歩いていたら、ふと見上げた空に上弦の月が。
最近落ち込んで過去に囚われていた私は、子供の頃によくそうした
ようにいつも自分の歩く道を一緒に進んでくれる月を見上げて心を
落ち着けていたのです。数日前にはもう少し細かった月が、弘前で
見あげた夜にはちょっとだけふくらんでいました。そしてその横を
見たら...びっくり。こんなにたくさんの星が見える空は見たことない
と思ったほどの美しい星座が あれは、何座だったのでしょうね。

星空を見上げながら、五重塔の方へ。
ぼくらのいえ ユパンキさんは、見つかりませんでした。帰宅後調べ
たら、あともうちょっと歩けばあったみたいだけど、もう倒れてもおか
しくないってくらい疲れ果ててたので、あきらめてしまいました。
中央弘前駅からちょっと歩くとすごい歓楽街(遠目に見ただけ)が
あるのですが、その付近でタクシーに乗って宿泊先へ。おかしな
運転手さんで、「申し訳ございません」と「ありがとうございます」を
連発する人でした。ある日東京駅で野宿をしたら、翌朝ホームレス
の人にジュースをもらって飲んじゃいましたよーとかいう話も。
翌朝は、弘前駅に向かう途中で雪を戴いた大きな山が見えました。
おぉ!あれはまさか...岩木山?
歩いているうちにすぐに見えなくなってしまいましたが、感動でした。
ふと、高橋竹山の三味線と歌声なども頭の奥で流れ始めたりして。
まるでこの世で自分一人が見ていたように思えた絶景は、今思え
ば自然からのプレゼントといえるかも。情けないほど落ち込んで
いた(いる)私なので。

ぼくらのいえ ユパンキさんへの訪問は、また挑戦したいです。
fimg_1205582449.png
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